Shimple.

やりたいようにやるために、できる限りシンプルに生きたい。

シンプルであるという美しさ。上野の「茶の湯」展に行ってきたよ。

わたしは細かいこととかは全くわからないのですが、美術館や博物館が好きです。そういった場所は、「好き」のアンテナを広げてくれるような気がするので、よく通ってます。
 
 

というわけで、「好き」のアンテナ、広げてきましたよ。

雨が降りそうで降らない微妙な天気の中、以前から気になっていた展示を見てきました。東京国立博物館で開催中の「茶の湯」展です。
 
 
 



京成上野駅とJR上野駅の間から上野公園をのんびりのんびり。オーディオブックを聴きつつ、まったりと散歩しているとあっという間に着きます。土日だけあって、公園内も賑わってましたねー。あの静かな森を通り抜けた後に、わいわいと活気あふれた空間が広がってくるのがまた面白くて。ギャップ萌え。違うか。(一人ボケツッコミ)


じゃん。このシンプルなポスターに惹かれて気になっていました。

わたしは陶芸は微塵もやってないし、細かいことは本当に全くわかりません。お茶をいただくことは好きですが(京都旅行で絶対に抹茶を飲まないと京都に行った気がしない)、細かいお茶の作法なんかも全然です。それでも、純粋に「美しい」と思う展示でした。

「質素」なのが「美しい」

特に好きなのは利休に関する展示でしたね。まさに「質素で静かである様の美しさ」=「侘び寂び」の詰まった展示で、「侘び寂び」の精神は近年のミニマリズムに通じるところがあるな、と。シンプルで、削ぎ落とされていれば削ぎ落とされているほど美しい。一見簡素なんですが、その簡素さが本当に良くて。特に映像で見た利休の茶室の美しさたるや…!!!

たった2畳、高さも1.8mほどの、本当に小さな茶室。そこから「おもてなし」の心が生まれて、多くの人を感動させたのだと思うと、本当に幸せはモノの多さとか家の広さとかじゃないんだな…としみじみ感じました。一見してそういうことが豊かに見えるけれども、それは豊かの本質じゃない。クサいことを言わせてもらうと、豊かさは「人」の中にあるんですよね。それはお金じゃ買えない。お金を振りかざすこと=幸せなのではない。あくまでお金は手段でしかないんですよねー。そういうところをきちんと弁えて生活していきたいものです。


 
 
おやつをやめたとか言いながら、ちゃっかり食べてしまった。本当は抹茶が飲みたい気分だったんですが(安易)、抹茶がなかったのと「和菓子に合うコーヒー」というのが気になって気になって…。ちなみにわたしはグルメでもないので、こういうマリアージュがうんたらかんたら〜的なのもさっぱりですし、コーヒーに知見が全くないので、正直和菓子に合うかはわかりませんでした。すみません。苦味強めで美味しかったことだけ報告しておきます。



質素な美しさを日常に取り入れる


本当に自分が美しいと感じたものだけを自分の世界に取り入れる。その大切さを利休から教わったな…というのが、この展示会の1番の感想ですね。そのことが自分の心の豊かさになるし、それがやがて人に伝わって、大きな感動を呼ぶのでしょう。めちゃくちゃくだけた言い方をすれば、自分のハッピーが人のハッピーになる。最高じゃないですか。そんなことを教えてくれる利休まじやばいですね。(語彙力)

しばらくは利休関連の本を読みあさろう…と密かに心に決めたひと時の休みの時間でした。これから仕事します。納期が待ってくれない(血反吐を吐きつつ)


読んだよ〜の一言で頑張れますので、よろしければ…!

 

 

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