Shimple.

やりたいようにやるために、できる限りシンプルに生きたい。

東京で消耗するか?しないか?問題。

こんにちは、しろです。

 

東京で消耗するしないみたいな話は色々なブログを読んでいると割と議論されているところなんですが(要は「地方に移住したほうが良い!」とか「いやいや東京(都会)にいるほうが良い!」とか、はたまた「1回くらい消耗してえ」とか)、わたしも色々考えた結果、「そんなん好きにすりゃいいべ」と思うようになりました。

(まあもちろん、「移住する」or「移住しない」の議論をしている方々も、前提として「個人には多様な価値観がある」ということを踏まえてしているのだとは思いますが)

  

都会で消耗するかしないかは、個人の価値観による。

と言うのも、やっぱり東京(都会)にいることにはメリットもデメリットもあると思うから。要はその人個人が何に重きを置いているかで、東京が消耗する場所になるのかそれとも糧になる場所なのかは変わってくるわけで。だから一概に「移住しろ!」というのも違うと思うし、「移住すんな!」というのも違うと思う。色々な価値観があるわけだから、どっちも尊重すりゃいーじゃん、と(これもまたわたし個人の価値観でしかないし、違うと思う人もいると思うけど、それはそれ)。そうなると「1回くらい消耗してえ」は割と妥当な気もする(笑)「消耗する」という体験を通して得られることもあるかもしれないから。 

わたし個人は、どちらかと言えば東京から離れることにメリットを感じるタイプの人間だと思う。何故かと言うと、まず第一にわたしはトータル25年を海と山に囲まれて過ごしてきた女で(具体的に言うと、ずっと湘南〜三浦半島をうろついていた)、自然というものがそばにないとダメな人間だと、先日鎌倉に行ったときに深く感じたから。

 

shr0805.hatenablog.com

 

わたしが住んでいた湘南〜三浦半島は、近年こそ洒落た観光地化した扱いを受けているけれども、乱暴に言ってしまえば、海と山しかない片田舎です。都会で流行ったものが忘れ去られる頃にようやく降り立ってくるような場所だし(昔一緒に働いていた人に言わせると、「渋谷・新宿で流行ったものは3ヶ月から半年後に横浜にやってきて、それが消耗されつくされた1〜2年後に三浦半島にやってくる」らしい。妙に納得した)、それゆえ流行りのスポットとはどうしても縁遠くなる。若い頃(10代〜20代前半)は「流行に乗ることがすべて」だったのでそれに歯がゆい思いをしたものだけれども、この年齢になってようやく「流行とかクソどうでもいいな」という境地に達したので、流行りのものがないことに関しては特に問題を感じなくなった。海と山という、わたしを心から安堵させてくれるものが近くにあればそれでいい、と思えるようになってきた。

 

そして次に、わたしの「人とのつながり」が最も濃い場所が湘南〜三浦半島だから。「好きだ」と思える人がすぐ傍にいる、いつでも会えるというのは、安心感につながると思う。(別に東京に友達が全くいないわけじゃないけれど、どうにも疎遠になりがちになってしまった。元から狭い世界で生きることが好きなタチだったので、どうも東京での人間関係を上手く築くことができなかったというのもある。「緻密なコミュニケーション」が要求されがちな東京は、わたしの管理能力を大幅に超えているとすら思う)

 

それでも東京を離れない理由。

そこまで思うならさっさと東京から離れればいいじゃん、と思われるかもしれないけれど、前述した通り都会には都会のメリットがある。それは「好き」に触れやすい、ということ。今日のわたしのランチは都心にあるお気に入りのパン屋さんのパンだったのだけれど、この味は神奈川の片田舎じゃ味わえないなあ、と思う。そしてわたしはこの味をかなぐり捨てて東京から脱出する勇気は、今の所まだない。

 

あと、わたしは美術品を見ることが好きなのだけれど、海と山に囲まれた場所には、美術館や博物館が少ない。しかし東京となると、近い場所にたくさん美術館や博物館がある。上野公園だけで美術館何個あるんだよ状態であるし、六本木にだって美術館が密集している。その点に関してだけ、わたしは「もっと早く東京に住めたらなあ」と思っています。だって学生だと美術館とか安いんだもん。この「美術館や博物館が多い」というところも、わたしがまだ東京を捨てきれない理由の1つ。

 

東京のメリットとデメリットは表裏一体。

東京はあらゆる情報や価値観に生身で触れやすい。行動しようと思ったときに、すぐ触れられる距離にゴールがあることも多い。よって、行動することに躊躇いを感じなくなる=行動に対する瞬発力が鍛えられる。それは都会にいる最大のメリットだと思う。わたしは自然と同時に、この瞬発力も大切で愛している。もしかしたら、本当に東京を出られない理由はここにあるのかもしれないなー、とも思う。

 

しかしその価値観や情報の多さも、場合によってはデメリットになる。「自分の軸」がはっきりしていないと、ただひたすら振り回されて終わる結果になるから。それで余計なコストを支払うことにもなるかもしれないし、嫌な思いもたくさんするかもしれない。「それも総じて経験だ!」と割り切れるメンタルがあれば東京でもうまいことやっていけるのだと思う。わたしはメンタルが薄氷すぎるので、東京だと息がしづらいことも結構ある。(もちろん「経験だ!よかった!」と思える瞬間もある。単にそのときのメンタルによるのかもしれない)

 

わたしが本当に都会を出るときは、「消耗し尽くした」ときかもしれない。消耗し尽くした、と言うとマイナスイメージになっちゃうかな?正しくは、「東京にいることに満足し終えた」かもしれない。一通りの価値観に触れて、自分の「好き」をちゃんと確立できたとき。そのときは、神奈川の片田舎に戻りたいなと思う(できれば鎌倉が良い。古都と呼ばれる場所が総じて好きなので)。

 

ここまで書いておいて、「そもそも議論されている『消耗』の意味合いが違ったりして」と思ったのだけれども、まあそれもそれだよね!「消耗」って言葉の捉え方も人によって違うよね!(強引)ということでひとつ。

 

読んだよ〜の一言で頑張れますので、よろしければ…!

 

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中の人「しろ」

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